④ワット・チェディ・ルアン
チェンマイの魅力を聞かれれば、お寺(ワット)抜きには語れません。
仏教が暮らしの中に強く根付いているタイの中でも、
特に古都チェンマイでは 町の至るところに寺院を見ることができます。
古き良きタイを味わえるチェンマイは、 日本でいうところの京都のような町なのです。
サワディーチャオ!私は寺好き女子代表ワットガール!
チェンマイの歴史や文化がたっぷりと詰まった
ワット(お寺) の魅力に、ガイドブックに載らない
深いところまでじっくりと触れていただきたい。
そんな思いを込めて、シリーズにてお送りします♪
寺好き女子必見!!チェンマイのワットシリーズ
気になる第4回目は・・・
ワット・チェディ・ルアン
チェンマイの城壁と壕に囲まれた旧市街内にある院ワットチェディルアンは、
1391年、メンラーイ王朝第7代セーンムアンマー王が
亡くなった父を偲んで建立したと伝えられている寺院です。
その名の通り、チェンマイで最も大きな(=ルアン)仏塔(=チェディ)のある寺院。
北タイ様式で建てられたお寺の中では最大級のものと言われています。
こちらが本堂。
そして中の様子・・・ピカピカ金粉を貼り付けられた仏様がお出迎え☆
でもこのお寺の見所は、何と言っても本堂の背後にそびえ立つ
仏塔チェディ・ルアン!!
ででーーん!!!こりゃすごい
元々は高さ86メートルあったこの巨大仏塔。
1545年に起こった暴風雨と地震によって崩壊し
高さはその半分ほどになってしまいました。
その後、数百年にわたって放置されたままの状態でありましたが、
1928年、最後のチェンマイ領主チャオ・ケオ・ナワラットがバンコクの
ボロム・ニワート寺住職のウバーリクヌーパマーチャーン僧を招いた際に、
この寺院の再興に着手したのだそうです。
そして1938年には3等1級王室寺院に格上げ。
現在、境内は年中たくさんの観光客で賑わい、
半壊した状態のまま残っている巨大な仏塔は、
今でも十分な威厳を放って人々を魅了しているのです。
当時の王は、仏教の宇宙観に従い、都の真ん中大きな仏塔を置き、
それを囲うように8つの方向にもひとつずつ寺院を建立することで、
王朝の繁栄がもたらされると信じていたのだそう。
つまり、チェンマイにおいてこの巨大な仏塔は、
須弥山(しゅみせん)の役割を果たしているのです。
※須弥山(しゅみせん)とは・・・古代インドの世界観が仏教に取り入れられたもので、
世界の中心にそびえるという高山。この山を中心に七重に山が取り巻き、
山と山との間に七つの海があり、いちばん外側の海を鉄囲山(てっちせん)が囲む。
この外海の四方に四大州が広がり、その南の州に人間が住むとする。《デジタル大辞泉》
たくさんのぞうさん
ぞうさんが増産
あれ?坊さん?
今話題を呼んでる、旅行者に仏教に関して正しい知識を身に付けてもらおうという
趣旨で始まった“Monk Chat”(モンクチャット)。
旅行者は、仏教や僧のライフスタイル、またタイの文化について
若い僧に英語で質問することが出来ます。
※ただし女性は、僧と一定の距離を保ち会話するぐらいならOKですが、
触れてはならないので注意。
また、境内にある別の建物には、こんな仏像もあります。
なんとなくコミカルな表情。
B級感がすごい。
格式高い仏塔とのギャップがたまりませんね。
チェンマイのお堀の中、旧市街のちょうど中央辺りに位置している
ワット・チェディ・ルアン。
格式高い寺院ワット・プラシンと一緒に、必ず立ち寄って頂きたいお寺です。
歩いて周られる方は、天を突き刺すようにそびえ立つ1本の巨木が目印。
スローハウスゲストハウスから、相乗りタクシー(ソンテウ)で約20バーツ(約60円)
ここまでの行きかたは、ぜひ現地スタッフにお尋ねください♪
寺好き女子による、チェンマイのワット特集はいよいよ次回が最終回!
おったのしみに~♪♪♪